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竹島宏



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竹島宏

涙ひとりきり

作詞:松井五郎
作曲:都志見隆

夜明けが近い窓が 一枚の絵になる
寝息を立てる君の 横顔を見ていた

二人で決めた部屋は
マッチ箱みたいで
明かりを灯しながら
静かに暮らしてた

待たせた春の風の道
花は咲かずに散りかけて
抱きしめていたはずなのに
いつ腕をほどいた あゝ

洗ってくれたシャツの
ぬくもりが哀しい
そう 涙ひとりきり

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駅から帰るバスの 坂道の雨音
ベンチで君はいつも 待っていてくれたね

ひとつの傘に二人
思い出は切ない
凍えた指の先に
心が震えてた

この街 君は離れたと
聞いたあの日の冬の空
繕いきれぬさみしさに
また愛は壊れた あゝ

わかったはずの気持ち
悔やんでるいまでも
そう 涙ひとりきり
そう 涙ひとりきり