- リヴィング・カラー( Living Colour )【 合計 11アルバム 108曲 歌詞 】
- リヴィング・カラー（Living Colour）はアメリカのハードロックバンド。1983年にニューヨークで結成。同時代にジェーンズ・アディクション、プライマスやフェイス・ノー・モア、などの存在があり、24/7スパイズやデファンクやリーダーのヴァーノン・リードが運営していたブラック・ロック・コーリューションのアーティストを外に紹介する窓口でもあった。
来歴
1983年にドラマー、ロナルド・シャノン・ジャクソンのデコーディング・ソサイアティーのメンバーであったヴァーノン・リードがグループを始動し、当時のメンバーはヴォーカルのD.K.ダイソンやキーボーディストのジェリ・アレン、ドラマーにJTルイスが参加するなど別の方向性の青写真があった。
1986年2月頃にコリー・グローヴァーは俳優としてオリヴァー・ストーンの映画作品『プラトーン』の撮影の為にフィリピンのルソン島に滞在していた。同年にリードの妹のホーム・パーティーでバースデイ・ソングを披露したグローヴァーの歌声に惚れ込み、グループ参加のオファーをかけてドラムにウイリアム・カルホーン、ベーシストのマズ・スキリングスが加わりギグを繰り返す。CBGBのギグを見に来ていたミック・ジャガーの目にとまりエピック・レコードのA&Rマンたちが彼らの存在を知る。ヴァーノン・リードがジャガーの『プリミティヴ・クール』の録音に参加していた縁からジャガーのプロデュースで3曲のデモ・テープを制作してエピック・レコードと契約を果たす。尚日本では1987年頃にテレビ朝日の音楽情報番組『ベストヒットUSA』のニューヨーク特集でDJの小林克也が彼らの存在をリポートして報道している。
1988年の 'Vivid' はビルボードのアルバム・チャートのトップ200で最高6位を記録するほど注目を集め、シングルとしてリリースされた 'Cult of Personality' は1989年のグラミーのベスト・ハード・ロック・パフォーマンス賞になる。この曲のリフを中心にして構築されるサウンドから当時は「黒いレッド・ツェッペリン」と呼ばれた。 アルバムのリリース・パーティーを行ったニューヨークのクラブ、ザ・リッツは満員となった。さらにローリング・ストーンズの『スティール・ホイールズ・ツアー』のオープニング・アクトをガンズ・アンド・ローゼスとともに務めるなどMTVの影響もあり人気を評す。トーキング・ヘッズの 'Memories Can't Wait' や社会問題 'Open Letter (To A Landord)' や人種差別を扱った 'Funny Vibe' ではパブリック・エネミーのチャック・Dとフレイヴァー・フレイヴをゲストで参加させてバンドの方向性を示していた。またこの頃はステージでトレイシー・チャップマンの 'Talkin' About a Revolution' やレッド・ツェッペリンの 'The Ocean' を取り上げている。
1990年の 'Time's Up' はキング・クリムゾンの『太陽と戦慄』のようなコンセプト・アルバムを作りたいとロバート・フリップとの対談で語っていたリードの思惑からファースト・アルバム程の明瞭さは持ち合わせていないが、クイーン・ラティーファが黒人の歴史を語り、メイシオ・パーカーとリトル・リチャードが参加してロックン・ロールは黒人のものと唄う 'Elvis is Dead' を収録するなどコンセプト・アルバムとなり、バンドの基本姿勢は揺るぐことなくビルボード・アルバム・チャート、トップ200の最高13位を記録しグラミーもベスト・ハード・ロック賞となる。
1992年に音楽の方向性の違いからスキリングスがグループを抜けてマーク・スチュワートやタックヘッドのダグ・ウィンビッシュが参加する。ウインビッシュ加入以降は徐々にエキスペリタルな方向に進みサウンドをミックスする様になり、1993年の 'Stain' では1990年代のグランジ音楽シーンの流れを見据えた暗い雰囲気のスラッシュ・メタルとインダストリアルの作風で評価を呼びビルボード・アルバム・チャート、トップ200の最高26位を記録している。リミックスのシングルではOn-Uサウンドのエイドリアン・シャーウッドやスキップ・マクドナルド（Little Axe)、KMFDMのサシャ・コニエツコによるサウンド・エフェクトが付け加わるなどより実験性をもつようになる。
日本にも3度程来日公演を行っているが、1995年に一旦解散、各自ソロ活動の上2000年に一度再結成ギグを行い、2003年に活動を再開している。
2007年に音楽ゲーム、ギター・ヒーロー 3に 'Cult of Personality' の再録音を提供している。
2013年現在、WWE所属のスーパースター（プロレスラー）、CMパンクが入場曲として'Cult of Personality' を使用している。
メンバー
ヴァーノン・リード（ギター）
コリー・グローヴァー（ヴォーカル）
ウィリアム・E・カルホーン（ドラム）
マズ・スキリングス（ベース）
ダグ・ウィンビッシュ（ベース）
ディスコグラフィー
Vivid (Epic, 1988年)
Time's Up (Epic, 1990年)
Buiscuit (Epic, 1991年)
Stain (Epic, 1993年)
Dread (Epic, 1994年)
Pride (Epic, 1995年)
Super Hits - Best (Epic, 1998年)
Play It Loud! - Best (Epic, 2001年)
Collideoscope (Sanctuary, 2004年)
Live at CBGB's Tuesday 12/19/89 (Legacy, 2005年)
What's Your Favorite Color?: Remixes, B-Sides & Rarities - Best (BMG/Legacy, 2005年)
Instant Live: Avalon - Boston, MA, 10/17/04 (Instant live, 2005年)
Everything Is Possible: The Very Best Of Living Colour - Best (Legacy, 2006年)
Playlist: The Very Best Of Living Colour - Best (Legacy, 2008年)
CBGB OMFUG Master Live August 19 2005 (CBGB, 2008年)
The Chair in the Doorway (Megaforce, 2009年) - 曲名リスト•モード ＞ アルバム順(発行時間) 曲名順(文字数) 曲名順（その他）
- アルバム名 リリース日 ソング
-
The Chair In The Doorway
2009
1.Burned Bridges
2.The Chair
3.Decadance
4.Young Man
5.Method
6.Behind The Sun
7.Bless Those8.Hard Times
9.That's What You Taught Me
10.Out Of Mind
11.Not Tomorrow
12.4 Minutes, 33 Seconds Of Silence (提供)
13.Asshole -
Stain
1993
1.A Prayer For The Dying
2.Auslander
3.Bi
4.Curse Of The Creeps
5.Go Away
6.Hemp
7.Ignorance Is Bliss
8.Leave It Alone9.Mind Your Own Business
10.Never Satisfied
11.Pieces Of Human Waste
12.Postman
13.This Little Pig
14.Wall
15.Nothingness -
Times Up
1990
1.Elvis Is Dead
2.Fight The Fight
3.History Lesson
4.Information Overload
5.Love Rears Its Ugly Head
6.New Jack Theme
7.Ology (提供)8.Pride
9.Solace of You
10.Someone Like You
11.This Is The Life
12.Time's Up
13.Type
14.Under Cover Of Darkness -
Vivid
1988
1.Broken Hearts
2.Cult of Personality
3.Desperate People
4.Funny Vibe
5.Glamour Boys
6.I Want to Know7.Memories Can't Wait
8.Middle Man
9.Open Letter to a Landlord
10.What's Your Favorite Color?
11.Which Way To America? -
What's Your Favorite Color? (Remixes, B-sides & Rarities)
1.Cult of Personality - Live at the Ritz
2.Nothingness (Acoustic Version)3.Solace of You (Acoustic Version)
4.Love and Happiness -
Shade
1.Come On
2.Freedom of Expression (F.O.X.)3.Program
4.Preachin' Blues -
Pride
1.Memories Can't Wait (Live) - Live
2.Sacred Ground
3.Time's Up
4.Memories Can't Wait (live)5.What's Your Favorite Color? (Theme Song)
6.Glamour Boys
7.Cult of Personality
8.Burning of the Midnight Lamp (提供) -
Open Letter (To a Landlord)
1.Open Letter (To a Landlord) (LP version)
2.Broken Hearts (Recorded live in Alabama)3.Cult of Personality (Recorded live in Alabama)
4.Should I Stay or Should I Go (Recorded live in Boston) -
Nothingness
1.Nothingness -
Live from CBGB's 12/19/89
1.Pride (Live)
2.Someone Like You (Live)3.Fight the Fight (Live) -
その他
1.Talkin' Loud And Sayin' Nothing
2.Sunshine Of Your Love
3.Lost Halo
4.Love And Happiness
5.Pocket of Tears
6.Nightmare City
7.In Your Name
8.A ? Of When
9.Should I Stay Or Should I Go
10.Flying
11.Cult of Personality (Live)
12.Release The Pressure
13.Cult of Personality (Re-Recorded)
14.Money Talks
15.Final Solution
16.Information Overload - Recorded live at CBGB in N.Y.C.17.Solace Of You - Live at CBGB
18.Cult of Personality - Single Version
19.Love Rears Ist Ugly Head
20.Crosstown Traffic
21.Love Rears It's Ugly Head (Soulpower Hip Hop remix)
22.Great Expectation
23.Type (7' version)
24.17 Days
25.Ausländer (album version)
26.Talkin' 'Bout a Revolution (live)
27.Open Letter (To a Landord)
28.Holy Roller
29.Love Rears It's Ugly Head (Live)
30.Postman (live)
31.Sunshine of Your Love (remix)
【アルバムに関する情報エラーの訂正】