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感傷ベクトル



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感傷ベクトル

僕の嘘とエンドロール

作詞:田口囁一
作曲:田口囁一

始まりの部屋で僕らは互いに向かいあった
おかしいな 君はどう見ても僕で怖くなった
「おはよう」語り出す
「君は僕の描くストーリーを旅して生きてく」
「言うなれば君は主人公さ」

パッと目をあければそこは戦場だった
右手で強く宙を切って剣を振る
誰かの血を浴びて雨と空を仰いだ

「ありふれた手品でもいいんだよ 騙されてみてよ
狂おしくなったり叫んだりしようよ」
悲しみが頬を伝うけど やがて霞んで

【次回へと続く】

ここはどこだ?
幾つもの旅を終えて僕はまた次へ向かう
刻みつけた出会いと別れを何度だって忘れて

目を開けた僕の手をそっと握る女性(ひと)
愛しいその目が濡れて僕を映す
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com

「ありふれた手品でもいいんだよ 騙されてみてよ
恥ずかしくなったり騒いだりしようよ」
愛しさが胸で揺れたけど やがて霞んで

【次回へと続く】

始まりの部屋で僕らは互いに向かいあった
「おかえり」語り出す
「君はもう自由だ サヨナラさ」

「目覚めたらすべてを忘れて元通りだよ
懐かしくなったり痛んだりしないよ」
「ありふれた手品には意味を 君がつけなよ」

「さあ行こうか」

目が覚めて 頬を伝うこの涙の理由を
でも胸のどこかで知っているんだ
ありふれた物語に今 名前をつけるよ

続きを生きるよ